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Railtrip Landscape History

御野立落雁と、長津田検車区


ここは、横浜市 緑区。
長津田駅の南口から、西へちょっと歩いたところ。

下の写真の、手前に見える駐車場の一帯は、
かつて、乾繭倉庫(かんけん)があった跡地のようです。


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「横浜・緑区歴史の舞台を歩く」
(相沢雅雄・昭和書院 1991)によると、

現在の緑区のエリアにおいては、江戸後期から養蚕が始められ、
その最盛期は、明治末期から大正のことだったそうです。

養蚕が盛んになったのは、横浜港で生糸輸出が増加したことと、
産地の八王子に近かったことが理由で、

とくに、田奈、中里、新治(田奈・十日市場・中山のあたり)が、
養蚕の中心でした。



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長津田駅の南側にあった乾繭倉庫は、
1929年に、都筑郡乾繭販売利用組合の倉庫として落成。

そのきっかけは、1923年の関東大震災により、
製糸工場が農家から繭を引き取れなくなったことにあり、

困った農家からの要望をうけ、都筑郡内の有力者が、
乾繭処理施設(生繭を乾燥させ、貯蔵期間を長くする)を作った。
(以上、「横浜・緑区歴史の舞台を歩く」 )

絹の道といわれる横浜線、それにふさわしいエピソードが、
沿線の町々には残されているんですね。

乾繭倉庫はいつまで存在していたんだろう。
歴史的文化財として保存することはできなかったのかな。



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長津田駅から、さらに西へ行くと、
横浜線・東急線の線路沿いに、小高い丘があります。

ここは、長津田のまちで、景色の良い(かつて良かった)十景の
ひとつに選ばれている、御野立落雁(おのたちらくがん)。



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1921年(大正10年)に、この付近で行われた陸軍大演習を、
当時の皇太子殿下(のちの昭和天皇)が御覧になった場所なんだそうです。
(現地の説明板より)

こどもの国がかつて陸軍施設だった関係で、その大演習があったのかな、
って思ったけど、陸軍施設が設置されたのは、大演習より後の、1941年。

「こどもの国_(横浜市)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年11月16日 (水) 17:03
URL : http://ja.wikipedia.org/wiki/こどもの国_(横浜市)






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JRと東急を横断する跨線橋をわたって、
線路の北側を、さらに西へ。

東急電鉄の最大の車両基地である、
長津田検車区のまわりをぶらぶら歩きました。



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検車区に留置されているたくさんの車両の上から、
この長津田の散歩で初めて、大山の姿を目にすることができました。

大山街道のウォーキング、できれば街道沿いのすべての町から、
大山を見れたらいいな。



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Comment

chie*co  

横浜市内でも養蚕してたんですね~~
生糸の輸出だけだと思ってました~~

今日は冷えてますね・・
お散歩にはちょっと辛いですね・・

明日も素晴らしい1日になりますように・・~=*^-^*=~thanks‼

2017/01/15 (Sun) 17:15 | EDIT | REPLY |  

plumriver  

Re: chie*coさん

横浜港といえば生糸なので、私も、
横浜では輸出だけというイメージがありました。
長津田も、単に輸送の中継点なのかと思ってました。
びっくりです。

私は寒さに弱いので、今日のように冷える日は、
とても散歩には出られません ....。

chie*coさんも、良い一日を。

2017/01/16 (Mon) 00:24 | EDIT | REPLY |  

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