Ce n'est rien.

Railtrip Landscape History

田奈の神鳥前川神社


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ステンレスのボディに、赤いライン。
私の大好きな東急8500系に乗って、田奈駅にきました。

田奈駅は、横浜市青葉区にある、東急・田園都市線の駅で、
長津田駅のひとつ隣(渋谷寄り)に位置しています。





田園都市線は、渋谷から南へ進み、多摩川を渡って、
多摩丘陵の真ん中に築かれた、広大なベッドタウンを走る路線。

丘陵地を走っているので、切通しや掘割、トンネルが多いのですが、
起伏の多い地形をうまく利用した結果、なんと、踏切がひとつもないんです。



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田奈駅の改札を出て、すぐ前をとおる県道140号を東へ。
神鳥前川神社をめざしました。

県道140号は、新横浜の手前まで、JR横浜線と平行して走っています。
横浜と、町田・八王子とをむすぶ道路の一翼を担っているんですね。

このあたりでは、こどもの国通りとも呼ばれているみたい。



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県道140号をすこし歩くと、国道246号と交差します。
246の高架下のトンネルを抜けてすぐのところ、

小さな丘のうえに、神鳥前川神社があります。



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「 神鳥前川 」 と書いて、「 しとど まえかわ 」 と読みます。
もともとは白鳥前川だった、とも伝わっているみたい。

その創建には、かつて川崎市内にあった荘園・稲毛荘の管理人であり、
鎌倉幕府の御家人の、稲毛三郎重成が関わっているそうです。
(神鳥前川神社の公式サイトより)

年明けから一週間が経過した休日の午後、
小さな境内には、初詣に訪れる多くの参拝者たち。

1966年に、田園都市線の溝の口-長津田間が延伸されて、
それ以後、農村だった田奈の町は、本格的な宅地化が始まった。

わりと新しい町に住む、新しい人々が、
数百年の歴史をもつ土地の神社に集う、その雰囲気の暖かさ。

自分が住む町を愛するのに、
それほど多くの年月は必要としないのかも。



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神鳥前川神社の南側には、恩田川の流れがあります。
町田方面から流れてきて、このあと、佐江戸あたりで鶴見川と合流する。

神社の名前の、前川とは、この恩田川のことみたい。

私は、国道246の恩田大橋から、恩田川を渡りました。
川の両岸は、農地になっていましたよ。



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恩田大橋の南で、国道246号の29キロ地点のポストを見つけました。

246は、東京の三宅坂から、青山、渋谷、二子玉川、そして多摩川をわたり、
多摩丘陵を抜けて、厚木、秦野を横断し、足柄サイドを経由して、最後は沼津までつづく道。

そのルートは、江戸初期に整備された矢倉沢往還に由来しています。
矢倉沢往還は、東海道の脇往還で、江戸(赤坂見附)と沼津をショートカットできる道でした。

全てのルートがまったく同一ではないにしても、その道の原型は、
平安時代にはすでに存在していたと考えられています。

「国道246号」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年12月31日 (土) 05:43
URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/国道246号




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矢倉沢往還は、大山街道とも呼ばれています。
江戸時代、伊勢原の大山へ旅する人が、よく利用する道だったんだそうです。

いま現在では、その旧道のことを、矢倉沢往還というより、
大山街道と呼ぶほうが、圧倒的に多いですよね。

私の地元の川崎市内でも、二子から溝の口のあたりの矢倉沢往還の旧道を、
大山街道と呼んでいますよ。

「矢倉沢往還」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年11月29日 (火) 00:52
URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/矢倉沢往還




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つまり、国道246号は、現代版の大山街道・矢倉沢往還と言えるし、
それをさらに高速化したのが、東名高速道路になるんだと思う。

246も、東名高速も、1960年代に建設されているので、
おそらく、モータリゼーションが進んだ結果なんでしょう。

ちなみに、鉄道の大山街道もあります。

東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線・相鉄線・小田急線が、
ルートの一部をそれぞれで担っています。



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246号と、JR横浜線との立体交差のちかくで見つけた、
大山街道の旧道を示す標識。

これからたまに、ちょっとずつ、
大山街道(矢倉沢往還・青山通り大山道)を歩いてみようと思います。




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