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「縄文土器 JOMON」上野東京国立博物館


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最近、縄文土器に対して熱い人が増えていて、
ひそかに注目を集めつつある、そう聞いてました。

私も興味はあったのですが、土器の世界は未体験なので、
はたして自分も興奮できるのかどうか、半信半疑でした。

そんな心持ちのなか行ってみました、上野の東京国立博物館、
「縄文 JOMON 1万年の美の鼓動」

来ました、私にもガツンと来ました。
ガンガンにガン見してきました。

会場のみなさんも興奮状態で、縄文の情熱にあふれてましたよ。
いままで私が見た展示会のなかで最高の熱気だった。

土器、その物体を目にすることで、
体の中に何かがやって来るんです。

それが何なのかは、よく分からない。
言葉にすることができない何か、ってやつなのかな。

撮りたかった、触れたかった
持ち帰って中に何か入れたかった...

縄文土器の魅力を再評価したという岡本太郎さんは、
『伝統との対決』(ちくま学芸文庫)という著書のなかで、
縄文土器を「いやったらしいほどたくましい美感」と表現し、
さらにその空間性に着目しています。

私は『伝統との対決』を読みながら上野へ向かったので、
本に影響されながら、学術的にではなく、直感的に鑑賞でき、
私にとってはそれが良かったのかも。

ところで、縄文土器は明治時代に、
アメリカの動物学者・モース氏によって発見されたんですね。

縄文時代が、数千年から1万5千年も遡る大昔のことなのに、
土器の発見はたった140年ほど前と、比較的最近なことが意外です。

なお、岡本太郎さんが対決すべきとした「伝統」という語も、
traditionの翻訳語として、明治以降に作られた造語なんだそうです。

そのほか、幸福、常識、労働、時間、恋愛、家庭、
これらも意外なことに、わりと日の浅い近代ワードなんだそうです。

1万年の縄文と、この150年の近代。
大きく隔たった二つの時代が、いまここに出会うとしたら...、

などと考えながら、土器にドキドキな時を過ごしてきました。
そんな私の顔はどっちかといえば縄文顔です。



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 展示会 縄文 岡本太郎

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