TAKE YOU FOR A WALK

When The Setting Sun

横浜港、ヘンリー・D・ソロー


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横浜のシルク博物館で開催されている、
「かながわ養蚕録」を見てきました。

かつて、自分の身近なところでも養蚕が営まれていたことに驚くとともに、
神奈川県内の養蚕は、2010年にすでに終了していたことも衝撃だった。

展示にあったお蚕さまの写真を見ていて、
そういえば子供のころ、学校帰りのどこかの草むらで、

この白い虫を一匹だけど発見したことがあったな、
などと記憶がぼんやり甦る。



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シルクセンターを出て、すぐ隣の、開港広場へ。

開港広場と、隣接する開港資料館がある場所は、
1854年に日米和親条約が結ばれた地です。

条約を結んで、開港して、貿易して、シルクを売った、
広場のまわりをぐるりと歩いて、横浜港の歴史の片鱗にふれる。



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ミニマリスト、という言葉がちょっと前に流行ったとき、書店で、
『モノやお金がなくても豊かに暮らせる(興陽館)』という本を見つけた。

「ミニマルに生きる効果」があるとして、『森の生活 ウォールデン(岩波文庫)』の中から、
ヘンリー・D・ソローの言葉が収録されている。

ミニマルや、シンプル生活、整理整頓、断捨離などに、
そのまま役立てられるような本ではないけど、

19世紀の半ばを生きたソローの言葉は、シンプルでそれゆえに本質的で、
現代の複雑さに混乱した私の脳内を、いくらか解放してくれたような気がした。

常識や、普通でいることに固まってしまった頭を、
すこしだけ柔らかくしてくれる。



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その後、引用元である『森の生活 ウォールデン(岩波文庫)』と、
さらに、『市民の反抗(岩波文庫)』とを、読みつなげました。

『市民の反抗』は、奴隷制度や米墨戦争に反対する立場から、
「一個の人間」と、政府との関係について、彼の考えをまとめた本。

「私たちはまず第一に人間でなくてはならず、しかるのちに、統治される人間となるべき」
「常備軍(アーミー)とは、常置政府がふり回す腕(アーム)にすぎない」
(『市民の反抗(岩波文庫)』より)


『市民の反抗』が発表されたのが1849年、その4年後、
1853年にペリーの黒船が来航し、翌1854年、日米和親条約が締結される。

直接的には関係ないけど、めぐりめぐって横浜港の歴史に結びつくかのようで、
なんだか不思議な感もする。



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1845年 - 1847年  ソロー、森で生活する
1846年 - 1848年  アメリカ・メキシコ戦争
戦後、アメリカがカリフォルニアなどを獲得
1849年  ソロー、『市民政府への反抗』を発表
1853年  ペリーの来航
1854年  日米和親条約の締結
1854年  ソロー、『ウォールデン 森の生活』の出版
1858年  日米修好通商条約の締結
1859年  横浜港の開港
1861年 - 1865年  アメリカ南北戦争
1862年  ソロー死去
1867年  大政奉還

「ヘンリー・デイヴィッド・ソロー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年11月3日 (金) 03:45
URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/ヘンリー・デイヴィッド・ソロー




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