FOR A WALK

in the landscape

Category: 横浜

郊外の田園の憂鬱

 18, 2018

小田急線の鶴川駅から、田園都市線の市が尾駅まで歩く。ここ、横浜市の鉄町は、佐藤春夫の小説、『田園の憂鬱』の舞台となった場所らしい。郊外の田園の憂鬱。古臭い農家思想に育つも運命。周囲とのギャップも、ニヒリズムも運命。萩原朔太郎の詩に共感するも、太宰治の作品に苦悶するも。自分の過去を見つめ、生まれをあぶりだし、その生まれの自分を殺す。運命に降参せず、まわりも気にせず、まさに平気で戦おう。それは宿命にあ...

イリュミナシオン

 06, 2018

横浜の象の鼻パークで開催された、横浜スマートイルミネーション。アーティストの作品に触れながら、環境に配慮した未来の夜景を考えるイベントです。ギラギラした派手な演出はありません。この光には、どんな意味があるんだろうとか、作品の趣向を探りながら楽しんでいく。ただ作品を見るだけではなく、見学者も、参加しながら作品を楽しめるよう、工夫がされていました。私は、大学生からのクイズに正答して渡された、光るブレス...

minato no

 03, 2018

神奈川近代文学館で開催されている、寺山修司展を見てきました。なんとなく競馬の人(?)くらいに思ってたので、彼の人間としての全体像の大きさに圧倒された。“劇場は在るのではなく、成るもの......”“......街の日常現実は劇である。”そんな言葉を印象に、文学館をあとにして、港の見える丘公園をブラブラしました。...

荏田宿、国道246号

 24, 2018

東急田園都市線の、江田駅から、あざみ野駅まで。江戸時代に、大山詣で栄えたという荏田宿も、現在では、宿場の名残りを見つけるのは難しい。国道をゆく車の列、古き大山街道は失われ、いまの時代の生活にあう道に引き直された。現代の道、江戸の道、中世の道、古代の道。未来の道はどう描こう。...

荏田真福寺のあたり

 22, 2018

東急田園都市線の、江田駅から、あざみ野駅まで。駅名は「江田」と表記されますが、本来の漢字は、地名の「荏田」だそうです。真福寺は、かつての大山街道の宿場、荏田宿のなかにあります。...

江田のあたり

 19, 2018

東急田園都市線、江田駅から、あざみ野駅まで。江田の駅前では、東名高速と、国道246号が立体交差する。旧大山街道に、旧鎌倉道もとおる。ここに集束し、また枝分かれる。...

シーサイドライン、金沢八景駅

 10, 2018

移設工事中の、シーサイドライン金沢八景駅。平潟湾、釣り船、潮っぱい風、階段、歩道橋、国道16号、バイクの響き、小さな商店街、学生たち。新しい八景の完成が楽しみです。...

生麦駅から、新子安駅

 06, 2018

京浜急行の、川崎 - 横浜間の自分的な魅力。新幹線とおなじ標準軌道で、JRと並走。民家の軒先をかすめるように、時速120キロの快特。カントが急で、ボケっと立っていられない。普通電車のくせに平気で時速100キロ。にもかかわらず、通過待ちが長い。その待ち時間を、ぼんやり過ごす。ダアを閉めます、1枚扉がガラガラ閉まる。バラスト錆び錆び、鉄塔モスグリーン。八丁畷、生麦、子安、仲木戸、駅名がいちいち渋い。そんな他社鉄道...

子安台公園、岸谷生麦の歩道

 04, 2018

京浜急行の新子安駅から、歩いて10分ほど、岸谷の高台にある、子安台公園です。新子安駅と生麦駅とのちょうど中間くらいで、浅野学園のとなりにあります。園内の眺望は、南の方角が開けていて、横浜火力発電所や、ベイブリッジを見ることができます。すぐ眼下には、首都高速道路神奈川7号線の、岸谷生麦出入口がドドンとあります。ラインのシェイプのすばらしき造形美、この巧みな配線、この堂々たる占有力に驚嘆する。道路わきに...

大口から、子安駅

 03, 2018

横浜の市内を歩くと、ちょくちょく商店街に出くわす。良い色をした、柔らか味の、よく漬けこんだ商店街に。横浜にも大きな開発はあるだろうが、残したほうがいいところは、やはり残している。秘伝のタレのように、つぎ足しつぎ足し、じっくり煮込み、じっくり寝かす。カネに任せて、ドボドボ資本を注いでも、もとのスープと馴染むには時間がかかる。鍋の中で、具材と具材がケンカしている。そんな街が持て囃されている。...