Ce n'est rien.

Railtrip Landscape History

five hours on N700



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ここは、福岡空港の展望デッキ。

ANA機に、JAL機、国内外のジェット機が、
その大きな羽を休め、飛びたちの時を待つ。

先週の数日間、私は、福岡に滞在してました。
初めての福岡、初めて九州の土を踏む。

羽田から福岡まで、飛行機なら2時間弱で行けてしまう。
だけど私は、4時間40分かけて、こっちで移動。

だって鉄道が好きなんだもん。



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新横浜から博多まで、太平洋ベルトを新幹線で横断する。
少年時代の夢を叶えた人間のひとりに、私もなりました。

東京から新横浜までの区間は過去に乗ったことがあるので、
東海道・山陽新幹線の全線の完乗も、これで達成です。

約5時間も車内でどう過ごせばいいんだろう、と不安もあったけど、
走り出してしまえば、あっという間でした。

文庫、詩集、週刊誌を一冊ずつ、お茶とコーヒー、
ハムとレタスのサンドイッチ、オレオ、スピッツ、大黒摩季。

通路側のD席に座ったので、心理的にも余裕ができた。
窓側席は景色を楽しめるけど、トイレのときに気を使いますもんね。



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ゲーテは、駆け足の旅行者を批判したという。
あれでは「旅」ではなく、「到着」にすぎない、と。

ゲーテの生きた18世紀には、徒歩や馬車での移動が当たり前で、
鉄道はまだ登場していなかった。

鉄道は(飛行機も)、移動時間を短縮し、点と点を近づけるが、
それを結ぶ「線」の価値をおろそかにしてしまった。
(『旅と芸術』 巖谷國士 平凡社より)

たしかにその通りで、新幹線のなかでは指定座席に拘束されるし、
時速300キロのまたたく車窓は、好みの風景を撮ることすら簡単ではない。

そうだとしても、新幹線は現代人に大きな可能性を与えてくれている。
私も新幹線の恩恵をたっぷり享受していたい。

ゲーテも新幹線に乗ってみれば、
ユーチューブ動画の外国人のように、案外ハシャいじゃうかもよ。



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博多に到着し、博多の鎮守こと、櫛田宮をお参り。
そして、しばらく寝泊りする天神のホテルに向かいました。

いま思えば、私のなかの想いとは裏腹に、
博多のまちに、好かーん、と言われたような気がする。

博多の普通になれなかった、
郷の従いに慣れなかったんだろうな。

ともかく、自分なりにあちこち歩いてきたので、
ちょっとずつ更新していきます。







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